後遺障害等級認定ってどこで認定してもらえるもの?

交通事故の後遺障害は、その症状が固定的で回復の見込みがなく、要介護状態になるなど生活に影響があったり労働能力の低減などが認められると認定されます。
後遺障害に認定されると、入院・通院治療に対する傷害慰謝料とは別に後遺障害慰謝料を請求することができます。また労働能力の低減に伴って将来的にも収入が減ってしまうので、その分の損失を逸失利益として請求可能です。
ここで、後遺障害には等級という制度があります。後遺障害等級は、障害の程度や内容が数字でわかるようになっている仕組みです。そして、後遺障害慰謝料や逸失利益についてはこの後遺障害等級をベースに算定されます。そのため、後遺障害が残ってしまい障害に対する損害賠償請求をするには、まずは後遺障害等級の認定を受ける必要があります。
後遺障害等級を認定するのは、自賠責保険の審査会です。等級の認定を受けるためには、固定的に残っている症状について医師が発行する診断書をはじめとした必要書類を整えて自賠責保険の審査会に申請をします。
この時、申請方法が二通りあります。それは、事前認定と被害者請求というふたつの方法です。
事前認定というのは、加害者サイドの保険会社に全ての手続きを委託するやり方です。一方の被害者請求は、被害者が自身で必要書類などを揃えて自賠責保険の審査会に認定申請するものです。
事前認定では被害者の立場の方は自分でいろいろな手続きをする必要がないので楽ですが、自賠責保険の審査会に対して申請された内容の詳細を見ることができないので認定された後遺障害等級に不透明感が残ってしまうケースも中にはあります。後遺障害等級は請求できる賠償金額を大きく左右しますから、被害者請求で申請し内容をきちんと把握しておくのが安心です。
交通事故弁護士に相談すれば、後遺障害等級の自賠責保険の審査会への申請手続きを丁寧にサポートしてもらえます。

交通事故の後遺障害 神経根症ってなに?

交通事故が起こると、運転手や同乗者や相手の車に乗っている人が接触した衝撃で首にケガをすることが多くあります。
接触の衝撃大きい場合は、首の靭帯や筋肉の損傷する頸椎捻挫になってしまい、脊椎や神経根などの神経も損傷を受ける事があります。
これは交通事故の接触の衝撃によるむち打ち症の一種で、しっかり治療を行わないと後遺症が残る事もあります。
この中の神経根症とは、脊椎は全部で24個の骨で構成されており、椎間板や靭帯や筋肉などによって連結をされています。
これが、交通事故の接触や追突などによって衝撃を受けて損傷をしてしまうと、頸椎が過度の動きをして関節包や椎間板や靭帯などの一部が引き伸ばされたり断裂などをしたり、脊椎から出ている神経の根元を損傷することによって神経根症を発症してしまいます。
交通事故でケガなどをして身体に不調があり、頸部の左右のどちらかや肩や上肢から手の指にかけて重く感じたり、動かすのがだるかったり、しびれを感じていたらお医者さんにしっかりと伝える様にして下さい。
神経根症などのむち打ち症で身体が痛むことは本人にしか分からないことが多く、そのため診断が難しいのです。お医者さんや警察官などの第三者などからは、本当に痛みがあるのかなどと考えられてしまうことがあります。
神経根症の治療方法は身体を安静に保ったり、薬物を投与しながら治療を進めていきます。痛みがひどい時は、鎮痛消炎剤を使います。
この薬で効果が無ければ神経ブロック注射やトリガーポイント注射などによって痛みを止まる様に治療します。
ほとんどの場合はこれらの治療で改善されるのですが、重症の場合などは、頸椎手術も行われることもあります。